一昨日見つけたクロスズメバチの巣を掘った。巣をアトリエに持ち帰り、庭の巣箱で飼育するためである。初めての試みだったが、松本の小林さんからしっかり指導してもらっているので、何とかうまくいった。
最初に巣穴付近を棒で叩くなどしてハチを警戒態勢にする。こうして外に出ていくハチを無くし、外から全てのハチが帰るのを待って巣を掘り始める。巣の周辺は細かい根がたくさんあり、移植ごてよりはハサミを多く使う。巣を壊さず完璧な状態で掘り出すのが目標だが、最初に大きく穴を空けてしまったのが残念であった。
ちなみに、小林さんに教えてもらった巣の掘り方では、煙を使ってハチを弱らせるような事はしない。専用の防護服でハチの攻撃は完璧に防げる。ハチはほぼ100パーセント元気なまま確保できた。
◎「昆虫の世界へようこそ」ちくま新書。おかげさまで再版が決まりました。初版は売り切れ間際のようです。初版をご入用の方はお早めにお求め下さい。
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.