先月、先々月と3日間づつ新しく発売される予定のエプソンR-D1というデジタルカメラを使った。デジタルフォト6月号と、日経BP社のデジタル一眼レフ夏というムックの仕事だった。
そのカメラが、そろそろ発売が近づき、製品版に近いものができたので、また雑誌2誌でレポートを書くことになった。
実はこのカメラで昆虫を撮るのは至難の業。勿論撮れるけれど、昆虫を撮るためにはあまりにも不便なカメラである。それなのに何で、ぼくの所にそういった雑誌の仕事が来るかと言えば、ぼくはクラシックカメラファンであるからだ。そして古いレンズを持っているから、すぐに使えて、レポートが書けるからだ。
R-D1はライカMマウント互換のデジタルカメラである。つまり、ライカM3などについたレンズがそのまま使えるという、とんでもなく面白いカメラなのである。1930年代から続いたライカLシリーズのレンズもLMアダプターという安価なリングで使えるのだから嬉しい。
左上はライカCL用のズミクロンC40mm、右上はLマウントのズマリット、左下はライカCL用のエルマーC90mm、右下はM3時代のズミルックス50mmをR-D1に装着したもの。カメラ写真は最新式デジタル一眼レフE-1での撮影。
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