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海野和男のデジタル昆虫記

隠れているのは誰

隠れているのは誰
2004年05月18日

ベランダから手の届くコナラの木に葉を綴った虫の巣があった。
 今の季節はガの幼虫が無数にいるから何だろうと撮影してからあけてみた。まずでてきたのは幼虫ではなくてアリグモのメス(左)。アリグモは通常は徘徊性だが、たぶん産卵のための簡単な巣を作るのだろう。20cmと離れていないコナラの葉の巣の中には大きなセセリチョウの幼虫がいたと思った。ミヤマセセリかと思ったのだが、小諸ではまだ成虫が飛んでいる季節である。それにミヤマセセリは終齢幼虫で越冬するから、今頃こんなに大きいはずはない。前に見たときはとても小さかったし葉を切って折り曲げていたから、やはりこれは違う。本当はちゃんと調べた方がよいのだが、このところデスクワークが多く、また撮影も毎日だから、調べものをするゆとりがなく、申し訳ないと思う。
 
E-1 50マクロ+テレコン D70 105マイクロ トリミング

◎岩波ジュニア新書で「デジカメ 自然観察のすすめ」を執筆中。入校が終わり6月20日発行予定。ちくま新書では「昆虫の世界へようこそ」がやはり夏前に発売。両方とも写真がたくさん入ったカラー判です。

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