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海野和男のデジタル昆虫記

ため池のゲンゴロウ

ため池のゲンゴロウ
2004年02月21日

ため池の氷がだいぶ溶けた。毎年多くの水棲昆虫が越冬する池も岸辺に少し氷を残す程度になった。真冬は厚い氷に覆われて、とても採集どころではない。さっそく網を入れてみた。
 一番欲しかったゲンゴロウが数匹採れた。オスを腹側から撮影。日本に棲むゲンゴロウの中で最大種がこれである。両側からはさみ込むようにつかむと、後脚をバタバタさせて逃げようとする。結構力が強く、また後脚の鋭いトゲが指にあたって痛い。
 他にミズカマキリ、ヒメミズカマキリ、タイコウチ、コオイムシ、マツモムシ、それとギンヤンマのヤゴが採れた。これらの昆虫はすべて氷のはる池の中で越冬している。

EOS10D 12-24mm
D1-X 105mmマクロ

◎gooスローライフにインタビュー記事があります。こちらをご覧下さい。

◎「海野和男とクラシックカメラ」
2001年から2002年にかけて最も力を注いだ本です。クラカメで撮影した小諸の自然や昆虫の写真集。クラカメ図鑑としても使えます(こちらは野外でデジカメで撮影)。写真はデジカメも含め全てデータ付き。ホームページで直販することにしました。
こちらをご覧下さい。お買い求め頂ければ嬉しいです。

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