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海野和男のデジタル昆虫記

京都の小学校での授業

京都の小学校での授業
2004年01月15日

今日は、宇治市にある南小倉小学校での出前授業。朝日新聞で行っている、著者と読者をつなぐオーサービジットプログラムでの授業だ。
 子供向けの本を書いていても、実際にその読者と直接で会う機会はそうない。だから著者にとっても子供たちの反応を直接、肌で感じるよい機会である。
 自分で撮影したビデオや写真を使って授業をした。昆虫の動きは写真ではなかなかわからないから、ビデオを見せて話す。同じ昆虫の話でも、ぼくがテーマにしている「虫のかくれんぼ」は、虫が動かないからこそ隠れていられるわけだから、ビデオより写真の方がよく伝わると思う。
 3年生2クラスまとめての授業で、2時間分使わせていただいた。元気なな子供たちで、反応があって、なかなか楽しい。
 どうしてぼくを呼んでくれたかといえば、ぼくのホームページで昆虫の擬態を見つけて、それを授業で使ったかららしい。インターネットも重要な伝達手段になってきているが、やはり熱心な先生がおられることが大切だなと思った。でも一番大切なのは実物に触れることであるから、今度はそうした授業もしてみたいなと思った。
 ところで、下の写真はムラサキシャチホコというガの写真だ。これは今日撮ったものではなく、昔、フイルムで撮影したものだ。
 まるでカールした枯れ葉のように見えるが、これは単なる模様である。画家が描く枯れ葉と同じ技法で虫たちが枯れ葉になりきるなんて、なかなかすごいことであると思わないだろうか。

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