昆虫館の温室にはツマベニチョウが多い。飼育がうまくいっているとのことで、卵もたくさん産んでいる。
鉢植えの柔らかな葉のついたギョボクにはタイワンシロチョウとツマベニチョウが産卵に来る。野外でツマベニチョウの産卵を撮影するのは結構難しいと思うのだが、この温室では食草のまわりを飛び交うツマベニチョウの姿を間近に見ることができる。食草から2mぐらい離れたところまではすぐにやってくるのだが、鉢植えだから、食草は一カ所にしかない。そこでいろいろな植物に触っては確かめている姿が見られた。野生では、多分食草は1本あれば近くにもあるから、逆に言えばそうやって迷いながら産卵した方が、まんべんなく卵を産むことができるのかもしれない。温室で、蝶の行動をいろいろ調べたら面白そうだ。
下は幼虫。ヘビみたいな格好をして鳥を脅かそうというのであろう。
E-1 50マクロ
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