昨日、ハゴロモの仲間で、掴むと翅を立てて派手な下翅を見せる種類がいることを書いたが、テングビワハゴロモの下翅も大変に美しい。
このハゴロモは触ろうとするだけで、すごい勢いで跳ねてから翅を開いて飛んでいく。跳ねるのは極めて速いが飛ぶのはゆっくりだ。飛び方は蝶と蝉の中間のような飛び方に見える。その時は後翅が見えて美しい。
ところがこのハゴロモも掴まれると翅を開くことがある。けれど元いた場所にhとた放したとたんに跳ねて逃げてしまうから、なかなか写真が撮れない。最後の日にやっと翅を開いたところを撮影することがができた。
今日でムル国立公園を後にすることになった。明日からはランビル国立公園での取材が待っている。
ところでマレーシアでは国立公園内で昆虫を採集し持ち帰ることは固く禁じられている。昨日もオランダのクモの採集家が捕まってしまったという。僕たちは虫を捕まえた場合はテレビの撮影が済んだら放すという条件で許可をもらっている。実際には昆虫やクモの場合は捕まえないと詳細がわからないかったり、細かい生活史などを撮るときには採集が必用になることがあるので、なかなか難しい世の中になったものだと思う。
E-1 50マクロ
◎「海野和男とクラシックカメラ」
2001年から2002年にかけて最も力を注いだ本です。クラカメで撮影した小諸の自然や昆虫の写真集(小諸 日記のクラカメ版)で、自信作です。ハードカバー208頁A4の大型本で、見かけも立派です。クラカメ図鑑としても使えます(こちらはDimage7と
E-20などのデジカメで撮影)。写真はデジカメも含め全てデータ付きです。本屋さんでは入手が難しそうなのでホームページで直販することにしまし た。こちらをご覧 下さい。お買い求め頂ければ嬉しいです。
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.