水の抜けた田んぼに直径3センチくらいの丸い穴がたくさんあいている。穴をあけたのは何者かと泥を崩してみると、中にはタニシがおさまっていた。この穴はタニシが掘ったものだったのだ。
水分を求めて掘ったのか、越冬の為に掘ったのか。おそらくはその両方なのだと思う。何世代にも渡って田んぼに暮らしてきたタニシたちである。今、こうして泥に潜っていれば、来年の春に再び田んぼに水が入るまでしのぐことができることをちゃんと知っているのだろう。
(高嶋)
◎第5回にほんかい自然写真学校
今年は平成15年11月15日(土)〜11月17日(月)で開催されます。詳しくはこちらをご覧下さい。
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