サイト内
ウェブ

海野和男のデジタル昆虫記

C-750のスーパーマクロで撮るオシロイバナ

C-750のスーパーマクロで撮るオシロイバナ
2003年10月04日

オリンパスにC-750ウルトラズームというカメラがある。
 ぼくが3年前から1年間ぐらい最もよく使った機種はC-2100ウルトラズームである。マクロコンバーターをつけると、広角でも望遠でも素晴らしい写真が撮れた。今までのデジカメの中で最も気に入った機種であったが、あまり売れずに姿を消した。C-2100ウルトラズームは200万画素機であったが、10倍ズーム手ぶれ補正など優れたカメラである。まだ高価だったと言うこともあるが、時期が早すぎたとも言える。昨年はそのC-2100ウルトラズームとほぼどうスペックであるFZ-1という機種が松下から発売され、現在もその後継機が発売中で評判はよいようだ。
 オリンパスからこの初夏に発売されたのが400万画素のこのC-750ウルトラズームである。ぼくのところにこのカメラはどうだろうかという問い合わせも多いので、一度使ってみなければと貸し出しを依頼していた。品薄でやっと昨日手元に来た。来週はもうボルネオなので、今朝早速撮影した。ぼくの知らなかった機構にスーパーマクロという機能がある。
 C-750のスーパーマクロ機構は大変よくできていると思った。スーパーマクロにするとやや望遠側にズームが固定されるが、この状態で無限大から35mmフイルム換算で約等倍まで撮影が可能である。考えてみると一眼レフのマクロレンズはズームはできないから、C-750のスーパーマクロはマクロレンズをつけた状態の一眼レフと良く似ているということになる。ただしワーキングディスタンスといって被写体とカメラとの距離は等倍撮影ではかなり近くなる。
 今朝は天気が悪くISO100設定で1/50しか切れない。この機種には手ぶれ補正はないのでちょっと心配だったが、両手でカメラを持って撮影したところ全くぶれていない。デジカメの場合特にカメラの重量バランスがぶれに非常に影響する。1/50では50%以上ぶれてしまうカメラが多い中で、12枚撮影してぶれたのは1枚もない。ということはこのカメラのバランスは相当によいのではないかと思った。
 先日使ったリコーのG4ワイドにしてもこの7500UZにしても大変に良くできたカメラで、子供でも練習なしに花や虫が撮れてしまう。タイムラグも昔のデジカメから比べると嘘のように短く、ストレスはほとんど感じられない。小学校の授業に是非デジカメを使って、自然や社会を記録するという項目を取り入れて欲しいなと思うのである。

◎海野からのお知らせ更新しました。ご覧ください。
◎デジタルキャパ10月号で海野和男とE-1で撮る信州の秋の募集をしています。11月8-9日ごろの予定。

関連タグ
千代田区
旧北区
東京都
前日
翌日

お知らせ

NEW

単行本

連載

◎過去の小諸日記

海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見

プロフィールページのアドレスへ

掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2024 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。