先日、信濃毎日新聞に写真入りである養蜂家のスズメバチ撃退法が紹介されていた。記事を見て、アトリエでも早速試しているが、これがなかなか優れた方策で、効果抜群である。それが粘着式ネズミ捕りを使った方法だ。
粘着シートに生きたスズメバチを一匹つけてミツバチの巣箱周辺に置く。すると、この一匹が他の仲間を呼びよせて次々に粘着シートに捕らえらていくのだ。今日も朝から多くのスズメバチがやってきたので新しくワナをセット。夕方までに何もしないでこの通りだ。
8月半ばくらいまでは飛んでくるハチを板で叩き落としていた。本来野生のスズメバチのいる場所で外来種のミツバチを飼うのだから、こちらが悪いのであると思う。けれど、そうはいってもあまりにも被害があり、昨年はとうとう絶滅させられてしまった。本当はこちらも素手で棒きれで闘うのが筋であると思う。けれど一日中、見張りをしているわけにもいかない。
クマなどの野生動物だと、被害にあった人がわなを仕掛けることの是非は良く議論される。昆虫ではそうした議論は聞いたことがない。けれど本質は同じであると思う。
少しは悩みつつも、無数と言えるほど卵を産む女王が産んだスズメバチだから、まあ良いかということにしておこう。
◎E-1写真展
2003年9月18日(木)〜10月1日(水)神田小川町オリンパスギャラリー
午前10:00〜午後6:00 最終日〜午後3:00 日曜・祝日休館
石黒 健治 岩合 光昭 海野 和男 宮嶋 康彦 山岸 伸
海野は最新作を小諸日記から7点展示予定
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