今日は雨。フイルム時代に一番よく使ったマクロレンズはオリンパスの80mmマクロだろうか。かって存在した多くのマクロレンズの中で、等倍から2倍では最もシャープなレンズだと思う。
最もぼくはこのレンズを主にペンタックス645につけて自動絞りが効くように改造して使った。OMには当時は普通の90mmか100mmのマクロレンズを使っていた。
雨なのでちょっと工作してニコンのD100につけてみた。E-1につけたいところだが試作機を改造するわけにもいかない。ストロボはミノルタのマクロツインストロボを使ってみた。10年ほど前は全てがこんな調子でよいものを組み合わせたり、ないものは自作したりという時代だった。最近はそこそこのものをメーカーが作っているから、ついそれですませてしまう癖がついてしまった。また実際他社のストロボを使うと光らなかったり、場合によってはカメラ本体がおかしくなることもあるから要注意だ。ストロボは必ずいらない信号ピンはシールして使った方が無難である。
さてベランダの花にとまっていたヤブキリの顔を接写。この写真、F22で撮影だがフイルムと比べるとやや甘い。デジタルではこんなよいレンズも絞るとまずいのかなとも思った。それでも他のフイルム用のマクロでF22に絞ったものよりはシャープである。もっとも手持ちで片手でレンズを手動で絞って、シャッターを押したのだから、ピンがちゃんとあっていないのかも知れないが。こんど時間があったらレンズの絞りレバーに電気接点つけて、そこを押せばシャッターが切れるケーブルを作ろうと思った。
デジタル一眼レフの楽しみの一つに、気軽に他のレンズをちょっと付けて、結果をすぐ見られることがあげられる。ただし、CCDの特性上、フイルムカメラよりはレンズの悪い点が出ることもあるから、画質にシビアーな人には勧められないが。改造大好き人間はどこかがマウントアダプターを安価に出してくれたらよいと思うのである。
◎「海野和男とクラシックカメラ」
2001年から2002年にかけて最も力を注いだ本です。クラカメで撮影した小諸の自然や昆虫の写真集(小諸日記のクラカメ版)で、自信作です。ハードカバー208頁A4の大型本で、見かけも立派です。クラカメ図鑑としても使えます(こちらはデジカメで撮影)。写真はデータ付きです。本屋さんでは入手が難しそうなのでホームページで直販することにしました。
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