今日でPhotoEXPO2003も終了した。この3日間、毎日4回デジカメとのつきあいの話をした。1回は20分だが、講演会場ではなくオープンスペースで行うので、お客さんが飽きないようにしないと聞いてもらえない。
人が集まると、おもしろいのだろうかとよってくる人もいる。写真は集まりはじめの所。吸水に集まるチョウとも似ている。ちょっと疲れたが、こうした経験は初めてだから、よい勉強になった。人前で話すこともできなかった少年であったぼくが、50を過ぎて、平気でしゃべれるようになっていることは自分でも驚きである。
17時に終了して、すぐに小諸に戻った。会場も人が多かったが、駅にも人がたくさんいた。群れているわけではないのだが、微妙な関係性を保ちながら多くの人がうごめいているわけだ。都心の公園に集まるセミと似てはいないだろうか。
駅でも、会場でも大きなスピーカーの音。それは注意を引いたり、案内をするためだが、駅の方がうるさく感じたのはどうしてだろうか。たぶん会場ではぼくがしゃべっていたわけだから気がつかないのかもしれない。ただ違うのは会場に来た人はカメラに興味があるわけで、話を聞くのもその一環だ。駅では人の目的は列車に乗ることだけであるから、余計音がうるさく感じるのかもしれない。
小諸は雪が降っていた。季節はまた逆戻りである。
◎月刊誌3月号
・デジタルカメラマガジン 海野和男のこの一本 2ページカラー
・デジタルキャパ 春を撮る 5ページカラー
・日本カメラ 仕事カメラと趣味カメラ
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