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海野和男のデジタル昆虫記

注目の一眼レフデジカメ

注目の一眼レフデジカメ
2003年03月14日

去年から今年は各社から一眼レフのラッシュの感がある。PhotoEXPO2003でも注目の一つは一眼レフデジカメであろう。
 デジカメ一眼レフの流れには35mmフイルムと同じ大きさのCCDを使った路線と、小型のCCDを使った路線がある。
 今回展示された機種でもオリンパスのフォーサードシステムという4/3インチのCCDを使ったデジタルカメラと、コダックからNikonF80ベースでフルサイズ1、371万画素CMOSセンサー搭載のものが展示されている。そしてその中間の大きさのCCDを使ったEOS10D、シグマのSD9などだ。
 フルサイズか小型CCDかはメーカーの考え方によるのだろうが、ぼくはなぜ35mmサイズにこだわるのかはわからない。確かに今までフイルム一眼レフを使ってきた世代にはわかりやすいのであるが、フルサイズだとフイルムカメラと同じ写真しか撮れないのである。
 35mmフイルムはそもそも映画用のフイルムからサイズが限定されたところに端を発している。CCDになってサイズが各社あまりにも違うのも一寸複雑すぎて困るなとも思うが、小型CCDのよさをしってしまったぼくにとっては、小型CCDのフォーサードシステムは魅力がある。同じ大きさのレンズで35mm換算で2倍の焦点距離となるのだが、何しろオリンパスが発売予定の50-200は35mm換算だと100-400mmになる。それでいて明るさは2.8-3.5である。こんなレンズがあれば手持ちで鳥の撮影も楽にできそうだ。広角レンズの展示がなかったのが残念だがいずれ発売されるだろう。全て新しい設計のこのカメラに期待は大である。
 EOS10Dは思いきった価格設定なのがよいと思うし、シグマのSD9は3CCD的な絵作りに興味がある。ミノルタからはどんなカメラが登場するのかも楽しみである。
 ぼくが昨年来使ったDimage7は2/3インチCCDで、ぼくに風景撮影の楽しみを教えてくれた。レンズ交換できない一眼レフシステムも、もっと高品位なものがでてくれば楽しい。ということで小型CCDがいかに面白いかという話を明日はします。
◎PHOTO EXPO 2003 東京ビッグサイトにて 3/14〜16 
会期中、毎日ミノルタのブースでデジタルカメラの話をします。
明日15日はは11:00、13:0015:00、16:20より各20分間です。

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