今日は高尾山自然科学博物館で「マクロ撮影にチャレンジ」という講座をやった。季節柄講義のみで実技は行わなかったが、はじまる前に小諸日記用に数枚だけ撮影した。
博物館では定期的に自然観察会をやっておられ、冬の昆虫観察のため、庭のアキニレの木にこもを巻いてあるそうだ。木に藁を巻くのは害虫駆除のため昔から行われてきたが現在はあまり見ない。成虫で越冬する様々な昆虫が集まるのだが、何も害虫だけが集まるわけではない。
ここでも藁の中や、アキニレと書いた板の裏にヨコヅナサシガメが集まっていた。このカメムシも他の昆虫を食べるから、益虫害虫という範疇からは益虫である。害虫駆除の場合はこの藁は間もなく燃やされてしまうことになるのだから、益虫を殺していることになる。
さてヨコヅナサシガメは実は初めて見た昆虫だ。今は幼虫で見栄えがしないが、羽化したては美しい赤色であるし、大型の風格のあるカメムシである。元々は東南アジアなどを原産とする帰化種と考えられていて、関東地方で見られるようになったのは最近のことらしい。
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