北国街道の宿駅、海野宿にある白鳥神社には巨大な古木がならんでいる。ケヤキが主だが、そのうちの1本はちょっと異質な幹である。たくさんぶら下がった実を見て、ようやくエンジュであることに気がついた。エンジュは小諸周辺であまり見ない木だが、東京には少なくない。
エンジュというとルリシジミの存在を思い出す。東京ではルリシジミはエンジュを食樹としていることが多い。春、エンジュの花が咲く頃には、その周りにルリシジミが多く飛び交うようになる。広くマメ科植物を食草とするルリシジミだが、小諸にはそのようなマメ科植物が豊富だからエンジュの存在はさほど重要ではない。
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