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海野和男のデジタル昆虫記

多数のご来場ありがとうございました。(写真展終了)

多数のご来場ありがとうございました。(写真展終了)
2002年10月15日

新宿のミノルタフォトスペースで行っていた写真展が終了しました。約4000人の入場者がありました。ご来場ありがとうございました。新宿育ちのぼくにとっては、ミノルタフォトスペースのある場所は懐かしい場所でもあります。大昔この辺りに不二家とオリンピックというレストランがあってよく行ったような記憶があります。
 さて写真展会場ででた質問のいくつかにお答えしておきます。まず撮影モードですが、今回の写真は全てjpegで撮影。RAWやTIFFではなく二番目によいモードです。一般にRAWは確かに後で写真を加工したりするにはよいのですが、ぼくのようなストレートフォトでは画像が重くなるより、快適に撮れた方がよいとの考えからです。
 それでもこれ本当にデジタルなんですかとの質問が結構ありました。プリントは富士のライトジェットという機械で銀塩ペーパーにプリントしています。写真屋さんにもっていくとプリントしてくれるデジタルプリントはほとんどがこの方式です。デジカメで撮った写真もプロジェクターで見れます。要はそこに印画紙をおいてプリントすれば引き伸ばし機でのばしたのと同じです(最も、実際にはスキャンニングしながらプリントするので正確には違う方法ですが)このプリントを選んだことで余計普通のフイルムで撮影した写真のようになったのです。
 写真の加工ですが、今回はいっさいしておりません。といっても機械がある程度はかってに補正はしますが・・・家庭でプリントするときもデジカメだからといってあんまりいじらない方がよいと思います。特にミノルタやオリンパスなどのデジカメはてきどにコントラストやシャープネスが初めからかかっているので、何もしなくても十分なのです。いじるとせっかくの画像を痛めることにもなりますので、特別な目的があるとき意外は後からの補正は最小限にとどめたいものです。
 小型デジカメを使いこなすには、その長所や短所を良く知ることです。ピントが深く35mmフイルムよりも3絞り近くあけても同じぐらいの被写界深度深度が得られます。例えばF16に絞りたいときはF5.6ぐらいで十分です。よって速いシャッターが切れますから三脚無しで深いピントの風景写真が写真が撮れます。またマクロ撮影はピントが浅いのが問題となりますが、この場合もピントの深い小型デジカメは有利です。背景をぼかしたいときは必ず絞り開放にして望遠で使うのがこうになります。マクロ撮影ではこれで綺麗にぼけます。最も苦手なのは女の子のポートレートのように被写体がある程度大きく、なお背景を綺麗にぼかしたいときです。フイルムカメラで80~100mm位の明るい単レンズを開放で使うのが好きな方には、小型デジカメは適しません。といっても明るい高級レンズを使いこなす人は少ないでしょうから、一般的な撮影では有利な点が多いのです。

この写真展は大阪展もありますのでよろしくお願いいたします。詳細は海野からのお知らせにあります。

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