庭にいたオオカマキリのメスの近くに飼育していたオスを放してみた。オスに気づいたのかメスは体をブルブルと震わせた。
オスの方はそろそろとメスに近づきいきなり飛びついた。交尾成功かと思ったのだがその瞬間に振り向いたメスのカマが、オスの頭を一撃した。哀れオスはメスの餌食になってしまったのである。
それにしてもメスがオスを誘うような動きをしたのはどうしてなのだろうか。ハラビロカマキリでは交尾中にオスはメスに食べられてしまうことが多いが、オオカマキリでは交尾が成功すれば、食べられることはほとんどない。危ないのはとびつく瞬間である。
昨年出版の「昆虫顔面大博覧会」初版はおかげさまで残部が少なくなりました。日本の昆虫300種あまりの生態図鑑としても使えます。ぼくが作った本の中でも自信を持ってお薦めできる1冊です。詳しくは http://www.jinruibunka.co.jp/books/pictorial_books.html#ganmen2をご覧下さい。
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