ライカ・Cは戦争中から戦後にかけて生産されたカメラだ。・Cには様々なモデルがあり、その中にグレー仕上げのものがある。グレー仕上げのライカはドイツ空軍用で、恐らくクロームだと光って目立つので、グレーにしたのだろう。他にkのマークが入っグレーの軍用にして耐寒用の・Cというのもある。戦後、これらのパーツを使って作られたグレーの・Cもあるという。
いずれも大変珍しいもので、ぼくなどの手に入るものではない。写真のグレーの・Cはアメリカ人でバルナックライカの改造や再塗の得意な人から購入したものだ。ちょうど本物のグレーカメラをオーバーホールしたときに、色合わせで塗料を作り、クロームを取り去ってから、その色を塗ったものだという。
海野和男とクラシックカメラ「クラシックカメラで自然を撮る」A4上製208pp。人類文化社より7月発行決定。ライカ。ローライ、ソ連製カメラ、アルパ、そしてニコンF、オリンパスOM1、ミノルタX1、キャノンF1など往年の日本の一眼レフも登場。デジカメで野外で撮影したカメラの写真200枚以上。そのカメラで撮影したネイチャーフォト300枚以上掲載予定。クラカメ図鑑としても、写真集としても使える楽しい本にします。請うご期待。
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