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海野和男のデジタル昆虫記

今日のクラシックカメラ(ライカM5)

今日のクラシックカメラ(ライカM5)
2002年03月17日

ライカM5はM型ライカの中では異色なカメラである。M型ライカはM3からはじまる、M2、M1はナンバーは若いが、その後に出たカメラだ、そして1967年にM4が出て、M5は1971年に登場した。
 M5は、それまでのM型とデザインを全くことにしたカメラで、TTL露出計も組み込まれている。露出計を組み込むために、機構やデザインの全面的な見直しが行われたのだと思う。このカメラが成功していれば、今のM6などもまったく違った形になっていただろう。しかし、M5はあまり人気が出ず、結局次代のライカはM4-2となり、もとのM型のデザインに戻ったのである。
 M5はずいぶん大きく見える。しかし計ってみると.M3より横幅1cm、高さ5mmぐらい大きいだけである。角張ったデザインが、このカメラを実際以上に大きく見せているようだ。人気がないとは言え、露出計内蔵の仕上げの良い堅牢なカメラであるから、いわゆるライカ使いではない一般のプロカメラマンなどの間での人気は一番かも知れない。ぼくの知人でも動物写真家の吉野信さんのお気に入りカメラだ。ライカならこれにまさるものはないとのことで、その言葉につられて、以前入手したものだ。

◎クラシックカメラで自然を撮る2002年初夏発行予定

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