立ち枯れのサクラの樹皮をはがすと、中はバルサ材のように柔らかくなっていた。そこを更に手で崩していくと、中からクチキムシという甲虫が数匹出てきた。
外気が入ってこない場所だが、虫の表面には霜がついていた。結露したできた水滴が凍ったものだ。越冬場所はある程度湿気が必要だから、虫たちはよくこんな風に氷におおわれてしまう。
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