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海野和男のデジタル昆虫記

デジタル写真教室を終えて

デジタル写真教室を終えて
2001年11月25日

第3回にほんかい写真学校を終え小諸に戻ってきた。今回はぼくのゼミはデジタル写真教室だった。自然写真愛好の間ではデジタルカメラはまだまだ認知にいたっていない。それは写真愛好家が楽しめる今までのカメラ同様のデジカメがまだ不十分だからだ。にほんかい写真学校参加者のカメラはミノルタ、ニコン、キャノンの高級機が圧倒的に多い。ニコンもキャノンも高級一眼レフデジタルカメラを発売しているが安くなったとは言えまだ高い。記念撮影用のデジカメは結構皆使っているからデジカメ嫌いというわけでもなさそうだ。もとは嫌いでも使ってみたら面白かったというわけだ。
 しかし今日は撮影を終えてすぐにスライドショーをやったら、結構良く写っていて結果、皆さん満足したと思う。それはみんなビデオファインダーではピントが心配だったが結果はちゃんとあっていたことにもよる。
 ディマージュ7に限らず、小型デジカメはCCDが小さいからピントが深い。これはあまり絞らなくてもピントが来るから速いシャッター速度で撮影できる。ブレがなくなるから、風景写真には実はうってつけなのではないかと思う。ぼくはやはりデジタルキャパが借りてきたもうじき発売の一眼レフEOSデジタルのテスト機で撮影させてもらった。これはEOSそのものであり、なんら違和感なく使えるのだが、ぼくのように小型デジカメになれたものにとって見ると、これでは銀塩一眼レフと何ら変わりがないというのがいいような悪いような感じであった。この手のカメラは恐らく値段がもう少し安くなれば今の写真ファンに受け入れられるに違いない。
 しかし願わくば新しい写真表現の機械としての小型CCDを使ったレンズ交換式のデジカメが出たらよいなと思う。それにしてもデジカメの進歩は速い。次回のにほんかい写真学校の時は果たしてどんなデジカメを使うことができるだろうか。
 この写真学校にはデジタルキャパが初回よりオブザーバーとして参加している。今回の教室ではデジタルキャパの編集部がデジカメ教室用に参加者人数分のミノルタディマージュ7というカメラを借りてきてくれた。このカメラは銀塩カメラ換算で28〜200mmズーム付き一眼レフタイプ500万画素である。参加者はファインダーがビデオファインダーであることでまず戸惑ってしまった。面白いのは最新のAF一眼レフを触っていない人はなんの躊躇もなくデジカメを使いこなすのだが、ベテランほどビデオファインダーに戸惑うことだ。

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