今日は静岡県の掛川に近い浅羽町に行って来た。町の読書サークルを中心とした人たちの招きでビデオを見せて虫の話をした。幼稚園から小学校の子供たちが大勢集まり。大人も入れると300人を越え、大盛況。こんなにたくさんの人たちの前で話すことはあまりないのでちょっとあがり気味だ。
浅羽町を訪れたのははじめて、できればゆっくり自然を見たかったのだが、このところやらねばならないことが多くとんぼ返りということになった。
人口1万9千人で、水田と茶畑が多いが、途中に虫のいそうな林もある。今度近くにワールドカップの試合場ができるそうで、「たった何試合かのためにこんなに木を切ってよいものだろうか」と、迎えに来てくれたお母さんが話していた。そういえばこの付近は昔から開けた場所なので大規模に自然が残っているところは少なそうだ。
講演会では世話をしてくれた赤山さんがスズメガの幼虫を持ち込み何だろうかと訪ねられた。おしりに角がある恐そうな姿をしているけれど、これは多くのスズメガの幼虫にあるもので、別に刺したりしない。たぶんセスジスズメの幼虫だ。触ってみせると子供たちも触ってみて（写真）、マフラーみたいという感想が女の子からあった。気持ち悪そうな幼虫もけっこう触った感触はビロードみたいで感じがいい。
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