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海野和男のデジタル昆虫記

イギリスで写真展をやりました

イギリスで写真展をやりました
1999年07月10日

イギリスのケンブリッジの北、ピータバラ(機関車トーマスの故郷)の近くにトンボの博物館がある。トンボが大好きなドッドさんを中心にボランティアで運営している小さな博物館だ。何百年も昔の水車小屋の建物である。今世紀の初めにはロスチャイルド家がこの一帯を買い取り、この水車小屋を村の発電所兼、水道施設にした。という由緒ある建物だ。
 昨年、久しぶりにミリアムロスチャイルドさん(バタフライガーデンの創始者として、また生物学者として著名、今は90歳だ。)を訪ねたとき、この博物館を見つけ、こんなところで写真展をやってみたいと思った。
 ぼくはトンボの写真はどちらかというと苦手だった。本格的に撮りだしてまだ2年。だから初のトンボの写真展ということになる。飾り付けも全て自分でやるという手作りの写真展だ。
 オープニングにはボランティアの人や、トンボ学会の偉い人も来てくれて、英語で演説までしてしまった。写真はやはり好きな人に見てもらいたい、そしてそれをきっかけに写真を撮ってみようかなという人が増えたらすばらしいことだと思う。

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