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銀色の毛が魅力的!『断崖の女王』とはどういう植物??

  • 2016年5月12日
  • THE多肉植物

あなたは「断崖の女王」という名前を訊いたことがありますか?サスペンスドラマで追い詰められた犯人のことではなく、これ、植物の名前です。

銀色のビロードに、不思議な形をした花を咲かせる植物で、「コーデックス」のひとつとしても人気を呼んでいます。

今回はそんな「断崖の女王」を掘り下げてみたいと思います。

「断崖の女王」の概要

ブラジルのパラナ州に自生するイワタバコ科の植物で、実際に切り立った崖などに自生しています。

一般的にイワタバコ科の植物は湿った場所を好みますが、断崖の女王は乾燥地でも生育が可能。

その理由として、葉がシワシワになっても再生するうえ、塊根とよばれる部分に水分を貯め、極度の乾燥から身を守っているのです。

また、ビロード状に毛の生えた葉っぱは、強い日差しから自らを守っているとも言われています。

奇妙なカタチの花

断崖の女王に咲く花は、なかなか奇妙。細長い花がぶら下がるようにして生えてきます。

どうしてこのような形になったのかというと、ハチドリが花粉を媒介するから。

ちなみに「子犬の耳」という別名で売られていたりします。そういわれてみれば、花がイヤリングにも見えます(笑)。

秋になると葉が枯れる

冬になると葉が枯れ、塊根から抜け落ちます。

塊根の部分が休眠期に入り、余分なエネルギーを消費させないための工夫です。

そのため、枯れ始めたら人為的に茎の部分を根元から切り落としてあげると、翌年の生長を促がすことができます。

栽培方法

水遣りに関しては、葉の出てくる春から秋は、土が白くなったら与えること。

秋から冬の時期には水遣りを控えると、枯らすリスクを減らせます。ただし、完全に断水するよりも、若干湿らせたほうが根を守ることができます。

置き場所は直射日光を避けた方が無難かも。

北側や東側、またはソフトな西日の当たる場所などが適しています。

葉が落ちたあとは、半日陰の場所で春を待ちましょう。

これからの植物

断崖の女王の流通はまだ一般的ではありません。

けれど、簡単に育てられる植物なうえに、奇妙な外見から気になってしまう方もいるのではないでしょうか。

園芸店でみつけたら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

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