同じセダムという品種なのに、色や形、大きさや伸びる方向も違うものがあります。
全世界で400種以上に及ぶセダムは、日本原種だけでさえ17種類もあります。
そのセダムの中から、可愛いものを見ていきましょう。
ニジノタマの園芸品種であるオーロラですが、寒さに弱いこと、色が淡いこと、葉の部分に斑模様が入ることなど、若干の違いがあります。
寒さ以外は好みに関与する部分ですが、どちらもひと目で綺麗だと断言できる美しさがあります。
マウンド状に生えていくため、ガーデニングでグランドカバーとして使われることが多いのがコーラルカーペットです。
寒さに強く、雪が当たっても平気とかなりのもの。
冬場には赤く紅葉することもあって、それもまた人気です。
花のような形状に葉が茂る子持ち蓮華は、数あるセダムの中でも人気の品種です。
脇から小さな株が生えて、そこからも小ぶりな葉が次々と並ぶことから名付けられました。
青紫色に見えることもあって、不思議な雰囲気を持っています。
他にも、星形に見える花が咲くパリダム、ジェリービーンズのように瑞々しい乙女心など、セダムは種類ごとに形も特徴もまるで違います。
可愛い品種も多いので、好みのものを見繕って寄せ植えを作るのもいいですね。
花が咲く種類も多く、じっくり育てていけばそちらも楽しめます。
また、ビルやマンションの屋上緑化にも使われることがあるようで、初期投資やランニングコストでも優れているようです。
最近では一般住宅の屋根の緑化にまで使われるケースがあるようで、夏場の遮熱、冬場の断熱効果が期待されているなど、我々の生活にも深く関わってくるかもしれない多肉植物です。
※トップ画像はPhoto by しーさんさん@GreenSnap