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Vol.27 白石真一さん
健康につながる食の生産をめざして

  • 2015年10月1日

健康野菜「青パパイヤ」… 健康につながる食の生産を

青パパイヤ
青パパイヤの花と小さな実をつけている
青パパイヤの花と小さな実をつけている
 青パパイヤの健康野菜としての機能面と鳥獣類はパパイヤの持つ酵素は嫌いらしく、鳥獣被害がないことも一因となって、昨年から大規模な青パパイヤの栽培を始めた白石さん。

 「パパイヤは他の食品に比べて高い栄養価を持ち、赤ワインの約7.5倍のポリフェノールをはじめ、18種のアミノ酸やビタミンC、食物繊維やβ-カロテン、パパイヤ独特の酵素であるパパイン酵素 など健康成分が豊富に含まれており、ダイエットや美容、抗酸化作用でがん予防等生活に役立つ野菜として栽培しています」

 青パパイヤには「パパイン」と呼ばれる強いタンパク質分解酵素が含まれており、青パパイヤに含まれる酵素の量は、成熟したパパイヤの10倍、この酵素は黄色く熟すにつれて減少してしまいます。
 白石さんが栽培している青パパイヤ『君津大鷲パパイヤ』は、野菜専用種として改良された品種です。野菜専用種として糖度を犠牲に品種改良を行い、苦味成分が少なく、流水でさらすなどの下処理なしに食することが可能という。

酵素が豊富に含まれたパパイヤリーフのお茶
酵素が豊富に含まれたパパイヤリーフのお茶
 また、パパイヤの葉は、抗酸化作用をもつ成分を豊富に含み、さらに、強い抗がん作用を有する抗がん成分が多く含まれていることが報告されています。「酵素が豊富に含まれたパパイヤの葉を焙煎し、香り高いお茶にしました。お年寄りにもやさしいスッキリとした味わいです」と、白石さんはパパイヤ茶を作り、販売することにしたそうです。

 作物を選択することで鳥獣被害など解決したことも日頃の研究心の賜物かもしれない。今後中山間地で青パパイヤの栽培が進めば耕作放棄地の減少そして健康につながることになると期待を寄せている。

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