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第20回 「最新の環境配慮型オフィスビルに学ぶエコ×エネな都市開発」

  • 2015年12月17日
  • 緑のgoo編集部
J-POWER エコ×エネ・カフェ

品川シーズンテラス、見学ツアー

品川シーズンテラスは2015年2月末に完成、5月末にオープンした国内最大級の環境配慮型オフィスビルです。
1931年から東京都が管理してきた「芝浦水再生センター」のリニューアルと、上部空間の有効活用という計画のもと、光・風・水・緑という自然と人の営みがリンクした持続可能なまちづくりを実現することをコンセプトに、未来を見据えた環境共生型大規模開発プロジェクトとして位置づけられました。

品川シーズンテラス
品川シーズンテラス
イベント広場:平日の木陰のテラスはオフィスで働く人々の憩いの空間として人気が高い
イベント広場:平日の木陰のテラスは
オフィスで働く人々の憩いの空間として
人気が高い

3.5haの広大な緑地には、四季折々の表情を見せる多種多様な樹木や、水辺を感じられる湿生花園など、豊かなランドスケープも創出
3.5haの広大な緑地には、四季折々の表情を見せる多種多様な樹木や、水辺を感じられる湿生花園など、豊かなランドスケープも創出

国内最高水準の環境配慮型オフィスビル 光・風・水・緑など貴重な自然エネルギーを効率よく活用する省エネルギーシステムを積極的に導入
国内最高水準の環境配慮型オフィスビル
光・風・水・緑など貴重な自然エネルギーを効率よく活用する
省エネルギーシステムを積極的に導入

品川シーズンテラス
品川シーズンテラス

屋上には、太陽光採光システム(T-Soleil:ティー・ソレイユ)が設置されていています。自動追尾型の1次ミラーが任意方向の光を取り入れ2次ミラーに照射し、空間に自然光を送り込む仕組みです。四季を感じる快適で優しい光の環境は、働く人のクリエイティビティの向上にもつながっています。また、電力使用の削減効果は大きく、国内最高水準のエネルギー性能評価を獲得しています。

太陽光を豊富に建物内に取り組む採光システム、T-Soleil
太陽光を豊富に建物内に取り組む採光システム、T-Soleil

ビル全体の電力の一部として使う太陽光エネルギーを取り入れるソーラーパネル
ビル全体の電力の一部として使う
太陽光エネルギーを取り入れる、
ソーラーパネル
屋上の広いスペースが緑化されている他、斜面が設けられ、雨水が取り入れ易い設計が施されている
屋上の広いスペースが緑化されている他、斜面が設けられ、雨水が取り入れ易い
設計が施されている

屋上にはさらに、ソーラーパネルが設置されている他、屋上緑化もなされています。このビルでは屋上から集めた雨水や、芝浦水再生センターで作られた再生水が、トイレの洗浄用水や植栽への潅水の他空調熱源水の冷却にも使われ、ヒートアイランド対策にもなっています。

品川シーズンテラス
品川シーズンテラス

ビルの上層階からは、芝浦水再生センターと、緑地が展望できます。四季を感じる憩いの場として設置された広大な緑地には水辺も多く設置され、東京湾の風の道となる他、都心のヒートアイランド化の抑制にも貢献します。ビルの地下には、雨天時貯留施設が設置され、東京湾へ放流される排水の汚濁負荷量を減らし、良好な水環境を創出しています。

品川シーズンテラスのオフィスフロアは、1フロア1,500坪。オフィス内仕様
品川シーズンテラスのオフィスフロアは、1フロア1,500坪。オフィス内仕様

オフィスにはLEDや人検知センサーなどが設置され、快適な明るさを保ちつつ省エネを実現しています。サッシには熱負荷を低減する高性能Low-E複層ガラスが採用されている他、夜間に涼しい外気を建物内に取り組むナイトバージ制御や、太陽光追尾型電動ブラインド等が設置されています。

高性能Low-E複層ガラスやナイトバージなどで、熱負荷低減と開放感を両立
高性能Low-E複層ガラスやナイトバージなどで、熱負荷低減と開放感を両立

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