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第1回 「エネルギー環境教育に取り組んで見えてきたこと」川嶋 直 氏

  • 2009年11月26日
  • 緑のgoo編集部
J-POWER エコ×エネ・カフェ
いよいよスタート
エコ×エネ・カフェについて説明する森さん
エコ×エネ・カフェについて説明する森さん

開催時刻になり、いよいよカフェがスタートしました。最初に、司会進行を担当するBe-Nature Schoolの森雅浩さんが登場。
森さんは普段、環境教育を中心とした企画プロデュースのお仕事をされています。「エコ×エネ・カフェでは『エネルギーとエコロジー』という一見難しいテーマについて話し合っていきますが、みなさんには是非、リラックスして参加していただきたいと思っています。年齢もバックグラウンドも違う色々な人たちが集まっていますけれど、遠慮することなく自由に発言し、相手の言葉に耳を傾けて楽しく学び合いましょうね」。
森さんからの爽やかな挨拶を受け、会場には程よいリラックス感と共に一体感が漂い始めました。

日本のエネルギー事情とは

続いてJ-POWERの藤木さんから、日本のエネルギー事情についての概要が説明されました。藤木さんは、J-POWERが2006年から奥只見で展開している「エコ×エネ体験プロジェクト(*) 」の運営を担当しています。そこでついたニックネームの「キャップ」と書かれた名札を胸につけ、エネルギーについてパワーポイントを使って分かりやすく説明をしてくださいました。 主なポイントは…

  • 高度成長期以降、エネルギー消費は増え続けていること
  • 当時全体の6割を超えていた産業需要は、オイルショック、円高を経て、省エネに取り組み、現在は全体の4割強まで低下していること
  • 家庭や商店、事務所ビルなどの民生部門や運輸部門の消費が伸びているということ
  • 日本のエネルギー自給率は水力発電を中心に自然エネルギーなどで約4%しかないこと
  • 石油の占める比率が減ってきていること

これからの持続可能な社会を考える上で、エネルギーはとても重要なテーマです。藤木さんは「エネルギーを考える上では、Economy(経済性)、Environment(環境保全)、Energy Security(エネルギーの安定供給)という三つのEをバランスよく考えていく必要があります」と説明し、エコ×エネ・カフェでみなさんと話し合う中でこれらの問題について考えていけたら、と発表されました。

日本のエネルギー事情について説明する藤木さん
日本のエネルギー事情について
説明する藤木さん
熱心に聞き入る参加者たち
熱心に聞き入る参加者たち
森さんからの質問に答える会場の様子
森さんからの質問に答える
会場の様子

ここで、司会の森さんから会場に質問がありました。
「みなさんは日本のエネルギーの将来に不安を感じていますか?感じている人は黄色、そうでもない人は白の紙をあげてください」。
すると会場からの反応は、そうでもないが4割、不安ありが6割程。

続けて、「人の話を聞くのが得意な人!」との質問には半数くらいずつの回答。「しゃべるのが得意な人は、今日は聞くことも心掛けてみましょうね」と森さんからアドバイスされます。

(*)「エコ×エネ体験プロジェクト」
J-POWERグループが「エネルギーと環境の共生」を目指し、財団法人「キープ協会」と協働で取り組んでいる“エコ×エネ”「体験型エネルギー環境学習プログラム」です。詳しくはこちらをご覧ください。
J-POWERエコ×エネ体験プロジェクト
緑のgoo 水と森の体験学習 J-POWER エコ×エネ体験プロジェクト

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