
新婚夫婦に突然訪れた悲劇新婚夫婦に突然訪れた悲劇 / 画像提供:ナース専科
幼少期から絵を描くことが大好きで、漫画家として活動中のアヤさん(@aokitajimaru)。現在は看護師・看護学生向けの総合WEBメディア「ナース専科」にて看護師のエピソードを基にした漫画を連載している。今回は過去に好評だった2作品を紹介するとともに、著者にダイエットについても伺った。
■妻が願った、家族との最後の時間
「突然の死期に耐え母体が与えた希望」01 / 画像提供:ナース専科
「突然の死期に耐え母体が与えた希望」02 / 画像提供:ナース専科
03 / 画像提供:ナース専科
新婚のA子さんの物語である「突然の死期に耐え母体が与えた希望」。
ある日ひどい頭痛に襲われ救急搬送された彼女は、数日以内に亡くなる可能性があると宣告されてしまう。帝王切開で赤ちゃんは無事に誕生するも、A子さんはギリギリ命が保たれている状態だった。それでも医師や看護師の尽力により、わずかな時間ではあったが家族3人での対面が叶えられたのだが、A子さんは赤ちゃんとの対面を待っていたかのように、その数時間後息を引き取り静かに旅立ってしまう…。愛する人を失いながらも、新しい命を授かった夫。深い悲しみのなかで、「妻に恥じないようにこの子をしっかりと育てていく」と新たな決意を固めた彼の瞳には、涙だけでなく「守る」という強い覚悟が宿っていた。
漫画家であるアヤさんの作品のなかでもとくに読者からの反響が大きかった本作。アヤさん自身も妊娠中にお腹の張りを感じ、急遽ドクターストップがかかったことがあるのだそうで、「全国の妊婦さんに、些細なことでも何か異変を感じたら早急にお医者さんに相談することを強くお勧めします」と力強いコメントを残してくれた。
さらにもう1つ、アヤさんが描いたのは摂食障害で入院した20代の横山さんのエピソード「摂食障害と心のケア」。心のケアを最優先に、「治療」「増える」といった言葉を使わず「コントロールしますね」と静かに語りかける姿勢が印象的な作品である。
かつて仕事のストレスで10キロ以上痩せてしまった経験を持つアヤさんが、「その経験から健康が一番だと感じ、今もダイエット願望はありますが健康的な体を目指すようにしている」と語る言葉には、命と向き合う作者ならではの重みがある。
取材協力:アヤ(@aokitajimaru)
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