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トヨタがハイブリッド発電システムの実証開始

  • 2017年4月28日
  • エネクトニュース
二段階の発電と廃熱利用で高い効率を実現
トヨタ自動車株式会社(以下「トヨタ」)は4月26日、ハイブリッド発電システムの実証運転を開始したと発表した。

システムは豊田市元町にある工場に設置され、工場の自家発電設備として使用される。実証運転ではエネルギー効率や運転性、耐久性などの検証が行われる。

発電システムにはイオン伝導性セラミックスを電解質として用いた燃料電池とマイクロガスタービンが組み合わされている。燃料の天然ガスから得られる水素とCOを加圧後タービンに送り、二段階で発電を行う。定格出力は250kW、システムの発電効率は55%となっている。

さらに高温で作動する燃料電池から発生する廃熱をエネルギーとして活用するため、総合効率で65%を実現する。

2050年に「工場CO2ゼロチャレンジ」の実現へ
今回の実証運転はNEDOによるプロジェクトの一環であり、システムの市場投入をにらんでの技術実証が行われる。システムはトヨタ、同社傘下のトヨタタービンアンドシステムおよび三菱日立パワーシステムズ株式会社の3社によって共同開発された。

トヨタはこれからも効率的な水素活用技術の開発と導入を促進し、2050年には同社の工場から排出される二酸化炭素がゼロとなることを目標に取り組みを進めていくとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

トヨタ リリース
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/16582281

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