2024年2月、鎌倉駅から徒歩5分の場所にオープンしたのは、鎌倉でも珍しい、自分好みの朝食プレートを作れるお店。鎌倉野菜のデリとともに、パンや卵、お肉料理の種類をその日の気分でセレクトできます。しかも嬉しいことに、朝食プレートは1日中注文OK♪ モーニングからランチ、ティータイムまで、選ぶ楽しさと迷う幸せを1日中味わえます。
鎌倉駅・東口から歩くこと約5分。にぎやかな鶴岡八幡宮の参道・若宮大路から1本奥に入った、裏通り沿いに「EENY BREAKFAST&SHOP」はあります。
この辺りは、鎌倉の中心地にありながらも落ち着いた雰囲気。隠れ家といった雰囲気たっぷりで、喧騒から一瞬離れ、リラックスしたいときにもってこいです。
店名の由来は、イギリス圏で広く歌われる子ども向けの数え歌「Eeny,meeny,miny,moe…(どれにしようかな……)」から。文字どおり、あれこれ楽しく迷いながら、自分好みの朝食プレートを作れるのが大きな魅力です。
2Fへ上がると、そこは太陽光が降り注ぐ明るいカフェスペース。初めてでもゆるゆる過ごせる、心地よさを感じさせてくれます。
木の温もりあふれる空間には、アート作品がいっぱい。どれもインテリアに馴染むように置かれていて、見つけた瞬間「あっ、ここにもあった!」と心がときめきます。
朝食プレート用のお皿にも、手作りのぬくもりとこだわりがギュッと詰まっています。人気陶芸作家・中囿 義光さんが作ったお皿に、WHW!のメンバーが、1点1点、色付けをしたのだとか。
心を込めて作ったお皿は、料理のおいしさに温もりをプラス。かわいらしくて、眺めているだけでも嬉しくなります。
看板メニューの「EENY (イーニー)プレート」は、オーダシートを使って、自分で記入していくスタイル。まずは、その日のお腹の好き具合からサイズを決め、次に、パン、卵料理、肉料理と選んでいきます。
サイズはS・M・Lの3種類。Sは全部1つずつ。Mだとパンと卵料理が2つずつ、お肉料理は1つ。Lだとパンが3つ、卵料理と肉料理が2つずつ選べます。さらにリクエストすれば、「目玉焼きを両面しっかり焼いてほしい」「半熟にしてほしい」といった、細かい要望にも応じてくれるそう。
もっちりふわっと、むちむちの高加水パンも、ミルク感たっぷりの発酵バターも、肉料理もすべて自家製。手間と時間と愛情をかけているので、おいしいうえに安心して食べられると評判です。
聞けば、ベーコンは塩漬け・塩抜き・乾燥・燻製の工程を踏むため、完成までに約1周間かけているのだとか。お肉料理に迷ったら、噛めば噛むほど味わい深いベーコンがおすすめですよ。
そして、鎌倉野菜を使ったデリは、その日のお楽しみ。訪れるたび、「今日は何かな?」というワクワク感があります。
朝食プレートに合わせるなら、ドリンクはカフェラテをぜひ。お店で使うコーヒーは、スペシャルティコーヒーにこだわる都内で人気の「オニバスコーヒー」。エスプレッソがベースのカフェラテは、しっかりコーヒー感がありながらも、ミルクたっぷりで口当たりが滑らか。冬はホットで、夏はアイスで楽しんで。
そして「季節のスープ」は、夏と冬で内容が変わります。夏は「野菜ととうもろこしの冷製ポタージュ」、冬は「しらすチャウダーやミネストローネ」に。季節を変えて、どちらも味わいたくなります。
夏のスープは、野菜たっぷりで栄養満点。香り豊かなオリジナル配合のミックススパイス「デュカ」もかけられ、ザクザクとした食感がたまりません。
甘いものが食べときは、オニバスコーヒーのスペシャリティコーヒーを使った「エスプレッソプリン」を。表面はやや硬めの食感ながらも、中はとろっと繊細な舌触り。甘すぎず、ペロッと食べらてしまいます。
プリンと合わせるなら、人気の「チャイ」を味わってみて。チャイはスパイス感控えめで、そこまでチャイが得意ではない人にもおすすめ。プリントの相性もバツグンで、ごくごく飲めてしまいます。
お店の一角では、オリジナルグッズも販売。ラインナップは、持ち手の長さにこだわったトートバック、WHW!のメンバーが好きなものをモチーフにしたキーホルダーやステッカー、思わずクスッと笑みがこぼれるタオルなど。ひとクセある、見て使って楽しいアイテムがそろいます。
お酒が好きの人は、特別感のあるオリジナルビールをお土産にしてみては。「OHAYO!」は、茅ヶ崎の「Passific Brewing (パシフィックブリューイング)」とコラボして作ったオリジナルのビール。「朝から飲めるビール」をコンセプトにしており、アルコール度数は4%と低め。フルーティーな香りとシャープな苦味を楽しめますよ。