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高校生のアイデアで、利用拡大!格安SIMのマーケティングコンテスト

  • 2017年3月13日
  • 緑のgoo編集部

各チームの発表

 2017年2月27日(月) いよいよ、事前予選を勝ち抜いた5組が発表します。

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1組目:SNS拡散!メディア大作戦!!!!

選んだテーマは、格安SIMの女性利用者を増やすこと。
「テレビや雑誌での広告にお金を掛けずに効果的な宣伝をする」という、予算についてしっかりと考えた発表でした。

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主なターゲット層は10~30代の女性。
まず、ネットで人気のある読者モデルやユーチューバーに格安SIMを実際に利用してもらい、使いやすさや安心感についてアピールしてもらいます。
読者モデルやユーチューバーのアピールをメディアが取り上げてくれたら、ネットを利用しない年代層にもアピールが可能になります。「ネットの話題をメディアが取り上げる」という流れを作ることができれば、メディアへの宣伝費はゼロになります。「効果的な宣伝」と「コスト削減」の一石二鳥を狙う提案です。

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志和山さん、村上さん、山口さん、高戸さん、蒲谷さん

2組目:ダイナミックでインパクトのあるCMづくり!

2組目は男子学生2人のチーム。「スマホの利用料金を減らして、他の事にお金を使ってもらいたい」という思いから、「若い人に携帯にかけるお金をできるだけ節約してもらう方法」を発表しました。

ターゲット層は若者世代。
インプットセッションで事前に共有された格安SIMの購入層データから「格安スマホは10~30代の利用者が少ない」という課題を見つけ、その年代の利用者数を底上げしたいと考えたそうです。
格安スマホ(SIM)が拡がるように、格安スマホに切り替えるとスマホ代が安くなることをCMでアピールします。

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提案したのは、広告代理店をパートナーにして、インターネットで販売を行うという従来に近い販売方法。アピールはオーソドックスにCMで行います。
現在のCMは「OCN モバイル ONE」を十分にアピールできていないと分析した彼らは、より効果的でストーリー性のあるCMを作って印象的な曲とともに放映することを提案。「そのフレーズを聞けばすぐに『OCN モバイル ONE』の曲だと紐付けされるようなCMを作りたい」とのことでした。
また、CMだけでなく、修理やその他のサービスに付いても充実させて、格安スマホに安心感を抱けるように配慮の行き届いたサービスを展開することを提案しました。

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青柳さん、斉藤さん

3組目:シャイニング化計画!~輝けOCN モバイル ONE~

テーマは潜在需要の開拓。女性や中高年層といった、スマホをそれほど利用しない層を開拓していくことを考えてきました。

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「OCN モバイル ONE」を印象づけるために、テレビCM等で印象的なフレーズの歌やキャッチコピーを作成します。
また、既存の販売パートナーにコラボするキャラクター会社を追加し、キャラクターとのコラボ商品を展開。さらには、限定スマホなどプレミア感の高い商品を全面に押し出し、子供向けスマホのラインナップを拡充。くわえて、LINEやTwitterなどのSNSメディアでの質疑応答サービスも行います。
このほか、「シャイニングアークス」というNTTコミュニケーションズのラグビー部があるので、それを利用し、試合結果に応じてギガ増量や料金割引を実施します。

企業が持っている資産を効果的に使って、コストを削減しつつ「OCN モバイル ONE」の知名度を上げていくという、費用や潜在的な需要のことをよく考えたアイデアでした。

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布施さん、加瀬さん、木内さん、新井田さん、柴山さん

4組目:コンビニを窓口に!

4組目のチームが提案したのは、「格安SIMへの手軽な乗り換え」がテーマの”コンビニ戦略プラン”です。
女性の利用率が圧倒的に低い「OCN モバイル ONE」。このプランでは、女性をメインターゲットにして利用者数を増やすことにより、販売数を上げることを目指します。

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格安スマホやSIMは、docomoショップやauショップなどの店頭窓口がないので、どこで利用方法に関する相談をしたらいいのかが分かりません。
そこで、コンビニに利用プランや操作方法の説明機能が付いた専用端末(機械)を設置し、コンビニで格安SIMを販売できるようにします。専用の端末からは相談窓口につながるようにするなど、安心して格安SIMを購入できるようにします。
また、コンビニでバーコード付きのレシートを発行し、それを「OCN モバイル ONE」のスマホで読み込むとポイントが貯まるようにするなど、購入後には利用者がお得感を得られるようなサービスを展開します。

購入前・購入後のサポートをコンビニで行うことによって、格安SIMをより身近に感じてもらうアイデアです。

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発表を真剣に聞く生徒

5組目:OCN モバイル ONE 拡散計画!

5組目は、「女性や親世代の利用者を増やす」というテーマで発表しました。

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期間限定サービスやアフターサービスを充実させることで、通常のスマホを購入したときと同じ安心感を利用者に与えます。
くわえて、ポイントサービスや設定サービスなど、利用者が「お得感」や「ラクラク感」を感じる施策を打ち出します。

また、故障交換などのアフターサービスを、月額500円の利用料で受けられるようにします。さらには、女性や親世代に人気の有名人をCMに起用することで、利用者に安心感や親近感を抱いてもらいます。
このほか、格安SIMという名前からは「値段が安い分、何か悪いところがあるのでは?」という印象を受けてしまうので、「お手頃プライスSIM」など、今よりも親近感を持てる名前に変更して販売拡充を図ります。

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渡辺さん、植田さん、山口さん、林さん、山崎さん

審査員からコメント

生徒たちの発表が終わったあと、NTTコミュニケーションズの社員からコメントがありました。

NTTコミュニケーションズ清水氏
NTTコミュニケーションズ清水氏

宣伝にお金を掛けないようなアイデアを考えたチームが多かったですね。予算のことをしっかりと考えた、着眼点の良いアピール方法が多く見受けられました。
CMを使って商品の認知度を挙げることは非常に有効だと思います。
また、「格安スマホは購入後にどこで使い方の相談をしたらいいのか分からない」という不安感を払拭するための施策を考えて、利用者に安心感を抱かせるというのも良いですね。NTTコミュニケーションズが提供した購入層データをしっかりと利用した企画だと思います。

NTTコミュニケーションズ笠原氏
NTTコミュニケーションズ笠原氏

3組目が提案した「シャイニング計画」ですが、プラン名が楽しさを感じさせるものでとても良かったです。
ラグビーと「OCN モバイル ONE」の両方を盛り上げていくというのは、一挙両得の案で、楽しく、心躍るものがあります。
また、4組目が提案した「コンビニで格安SIMが買える」というのは非常に良いアイデアでした。
女性が格安SIMを購入しない理由についての調査に独自性があり、非常に面白いと感じました。

グランプリは「コンビニを窓口に」

グランプリに輝いたのは、手軽に格安SIMに乗り換えられる「コンビニ×OCN モバイル ONEプラン」を発表した「コンビニを窓口に」チームです。

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掛巣さん、向後さん、荻谷さん

グランプリを受賞した3人に感想を聞いたところ、「他のチームの発表も素晴らしかったので、まさか私たちが選ばれるとは思っていませんでした。グランプリを獲ることができて、とても嬉しかったです!」と喜んでいました。

NTTコミュニケーションズ澤井氏
NTTコミュニケーションズ澤井氏

身近にあるコンビニを活用して格安SIMを広めるというのは非常に良い提案でした。
従業員のほとんどがアルバイトであるコンビニでどういった形で販売していくかという課題はあるものの、非常に良い案だと言えます。

高校生の皆さんのアイデアには非常にわくわく感がありました。
パワーポイントの資料が高校生とは思えないほどしっかりしていて、プレゼンの基本であるストーリーがきちんと練られていました。
内容にもそれぞれの創意工夫が見られて、最近の高校生はこれほどできるのか!と感心しました。

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終わりに
今回のアイデアソンが終わって、銚子商業の石毛先生は、
「これから社会に出て行った場合、もっと難しいプレゼンが多く、ときには厳しい言葉を投げられることもあるので、今回のことは一つの良い練習だと思って、これからも頑張ってほしい」とおっしゃっていました。

今回、テーマのひとつである「銚子電鉄におけるさらなる販売拡大方法」のアイデアの発表はありませんでしたが、高校生目線での発表はすばらしいものでした。
日本の未来を担う高校生。これからが楽しみですね。

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