A: 青年海外協力隊は、自分の技術や知識、経験を開発途上国の人のために活かしたいと望む青年を海外へ派遣する、国際協力機構（JICA）の事業だ。1965年に発足し、ボランティア性、公募性、国民的基盤の上に立った隊員活動の支援事業という特性をもつ。募集する分野は、計画・行政、公共・公益事業、農林水産、鉱工業、エネルギー、商業・観光、人的資源、保健・医療、社会福祉などに分かれており、100以上の職種に細分化される。応募資格は20～39歳で、派遣期間は原則として2年間。2014年9月までに世界88カ国へ4万人近い青年が派遣された。
A: 国連は1985年、12月5日を「ボランティアの日」と定めた。同日は、世界中の経済と社会開発の推進のため、ボランティア活動の貢献に対する認識を高め、社会のあらゆる層からより多くの人々が、国内外においてボランティア活動に参加できる機運を高める日であると位置づけられている。日本でも同日の前後に、記念シンポジウムやさまざまな団体によるイベントなどが行われている。
