サイト内
ウェブ

「北海道洞爺湖サミット」 Q&A解説

読み:
ほっかいどうとうやこさみっと
英名:
G8 Hokkaido Toyaco Summit
  • Q: 北海道洞爺湖サミットのエコ度は?
    北海道洞爺湖サミットは、準備や運営も環境に配慮して行われるそうだが、具体的な内容は?

    A: 北海道洞爺湖サミットは、2008年7月7日から9日まで、北海道の洞爺湖地域で開催される。環境間題を主要なテーマとする同サミットでは、準備や運営にあたっても、できる限り環境に配慮して行うことを目指している。具体的には、関係施設の省エネやゴミの分別を徹底するなど、会議全体のエコ化に取り組む。また、二酸化炭素(CO2)の排出を徹底的に削減し、それでも出てしまう分については、CO2削減プロジェクトなどを通じて相殺し、プラスマイナスゼロにする「カーボンオフセット」を導入する。さらに、地元北海道など日本の環境技術を紹介する「環境ショーケース」の設置や、燃料電池バスなど次世代自動車によるシャトルバスの運行などを行う。また、仮設施設であるメディアセンターの建設にあたり、太陽光パネル、壁面緑化、雪冷房、間伐材などの環境技術を採用するなど、環境への配慮をこころがけるとしている。

  • Q: クールアース50の目標って何?
    日本が北海道洞爺湖サミットで合意を目指す、クールアース50の目標って何?

    A: 2008年7月7日から9日までの3日間、日本が議長国をつとめる北海道洞爺湖サミットが開催される。同サミットでは、環境問題や貧困の解消、人権、アフリカの発展など、国際社会が直面しているさまざまな問題が討議され、とくに気候変動問題について、2013年以降の「ポスト京都」が主要な議題となる。日本は、「美しい星50」(クールアース50:Cool Earth 50)を、2007年のドイツ・ハイリンゲンダム・サミットで提案。北海道洞爺湖サミットの場で国際的な合意を目指す考えだ。具体的には、世界全体の排出量を現状から2050年までに半減することを、世界共通の目標として提案。また、1) 主要排出国がすべて参加し、京都議定書を超えて世界全体での排出削減につなげる、2) 各国の事情に配慮した柔軟で多様性のある枠組み、3) 省エネなどの技術をいかして環境保全と経済発展とを両立する、ことを目指す。これに先立ち福田総理は、2008年1月のダボス会議で「クールアース推進構想」を発表した。同構想では、途上国も含めた全排出国の参加によるポスト京都の枠組みや、国際環境協力、技術革新(イノベーション)の3つを目標として掲げている。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。