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「ダイオキシン」 Q&A解説

読み:
だいおきしん
英名:
Dioxin
  • Q: ダイオキシン類対策特別措置法の内容は?
    ダイオキシン類特別措置法の内容を教えてほしい。

    A: ダイオキシン類対策特別措置法は、ダイオキシンの発生とそれによる被害を防止するため、耐容一日摂取量(TDI)を定めるとともに、大気や水など環境中に排出されるダイオキシン類について環境基準を定めた法律だ。わが国は諸外国に比べ、ごみを焼却する割合が高く、ごみ焼却に由来するダイオキシンが、1年間に国内で発生するダイオキシンの約9割を占めていると推定されたことから、小型焼却炉を含む事業系のダイオキシン類排出施設が、特定施設として指定され、施設ごとの排出基準値が設けられた。近年、環境中に排出されるダイオキシン類は減少しつつある。

  • Q: ダイオキシンの一日の摂取量の限度は?
    一日にどれくらいの量のダイオキシンを摂取しても健康に影響はないのだろうか。

    A: 人が一生涯にわたって、毎日その物質を摂取しても、健康に害を及ぼさないとみなすことができる一日当たりの量のことを「耐容一日摂取量(TDI)」という。世界保健機構(WHO)も日本の厚生労働省・環境省でも、ダイオキシンのTDIを体重1キログラム当たり4ピコグラムとしている。日本人のダイオキシン摂取はその約9割が食品からだ。ダイオキシンは脂肪に溶けやすく、脂肪分の多い魚、肉、乳製品、卵などに含まれやすい。欧米よりも魚をよく食べる日本人は魚からのダイオキシン摂取量が多いが、国民の平均的な食品の摂取であれば、TDIを上回ることはないとされている。厚生労働省の調査によると、日本人の一般的な食生活で取り込まれるダイオキシンの量は、体重1キログラム当たり0.84ピコグラムでTDIを下回っている。

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