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「海岸侵食」 Q&A解説

読み:
かいがんしんしょく
英名:
Coastal Erosion
  • Q: 海岸侵食の被害は?
    海岸が侵食されると、社会にどのような被害をもたらすのだろうか。

    A: 砂浜などの海岸が侵食されると、多くの生物がすむ砂浜や干潟が消失し、魚や鳥などのえさ場もなくなるので生物多様性が失われ、生態系に大きな影響を与える。一方、海岸は漁をする場であるのと同時に、レジャーやマリンスポーツの舞台として人間にとってなくてはならないところだ。その侵食が進むことで、漁業やレクリエーションは大きな損失を受ける。さらに、海岸の侵食により沿岸部や背後地の人家や道路などが浸水する危険性も高まる。海岸侵食は、自然環境と人間環境の両方に多大な影響を及ぼすのだ。

  • Q: 海岸を侵食から守るために何ができる?
    海岸を浸食から守るために、地域ではどんな対策がとられているのだろうか。

    A: 海岸侵食による被害を防ぐため、国や地方自治体によるさまざまな対策が全国各地で進められている。神奈川県では、二宮海岸の西湘バイパス二宮インターチェンジ付近で過去に台風で起こった倒壊事故の反省をもとに、人工的に砂を足して砂浜を造成する「養浜」に力を入れている。新潟県では、松浜海岸や聖籠海岸などで、細長い堤を建設して砂をためる「突堤」工事を進めている。三重県では、千代崎港海岸の沖に「離岸堤」をつくって波の侵入を防ぎ、背後地での飛沫被害を防止している。

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