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「種の保存法」 Q&A解説

読み:
しゅのほぞんほうほう
英名:
Act on Conservation of Endangered Species of Wild Fauna and Flora
  • Q: 種の保存法改正のポイントは?
    種の保存法が2013年に改正された。そのポイントを教えてほしい。

    A: 後を絶たない希少野生動植物種の違法取引を根絶するため、2013年6月に法改正が行われて罰則が強化された。希少野生動植物種の違法な捕獲・譲渡・輸出入などを行った個人に、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金を科す。法人に対しても1億円以下の罰金を科す両罰規定だ。また、販売や頒布の目的で陳列やインターネットを含めた広告を行った個人に、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金を科し、同じく法人にも2000万円以下の罰金を科す。このほかに、「生物多様性の確保」の目的への追加や、認定保護増殖事業の特例追加などが行われた。これらの規定はすでに施行されている。

  • Q: 最近、希少野生動植物種に指定された動植物は?
    最近、国内または国際希少野生動植物種に追加された動植物は?

    A: 国内希少野生動植物種としては、2012年4月にツツジ科のウラジロヒカゲツツジ、スイレン科のシモツケコウホネ、サクラソウ科のカッコソウの植物3種が新たに追加された。いずれも日本の固有種で、園芸採取や食害などの影響で生育数が減少している。一方、国際希少野生動植物種としては、2013年6月に哺乳類のアフリカマナティーと、は虫類のビルマホシガメ・タイコガシラスッポン・ビルマコガシラスッポン及びおおあたまがめ科全種、ノコギリエイ科のプリスティス・ミクロドンの6種が指定された。

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