A: 三陸復興国立公園は、東北地方の太平洋側に旧陸中海岸国立公園などが再編されてできた新たな国立公園だ。主なみどころとしては、青森県八戸市の蕪島と種差海岸、岩手県宮古市の浄土ヶ浜、同県田野畑村の北山崎、同県大船渡市の碁石海岸と穴通磯、宮城県気仙沼市の大島と亀山などがある。新公園とともに整備される「みちのく潮風トレイル」を歩くと、これらの素晴らしい自然や景観を目にすることができる。
A: 2013年5月、青森・岩手・宮城の3県にまたがる新たな国立公園の三陸復興国立公園が誕生した。これに合わせて整備されたのが、青森県八戸市蕪島から福島県相馬市松川浦にかけての「みちのく潮風トレイル」だ。トレイルとは、森林や里山などにつくられる自然歩道のことだ。正式名称を東北太平洋岸自然歩道といい、全長は約700km。通過地点として、すぐれた自然や景観地のほか、住民のくらしや文化を感じることができる集落、市場、漁港などが想定されている。また、震災や津波の痕跡を見ることもできる。