- 読み:
- さとやま
- 英名:
- Country-Side Forest
人里離れた奥山ではなく、集落の近くにあって、地域住民の生活と密接に結びついた森や田んぼなどのある場所のこと。里山では、燃料としてのマキ(薪炭用木材)や山菜とり、あるいは落ち葉を利用した堆肥づくりなどが行われてきたが、家庭用の燃料に石油やガス、電気が使われるようになると、雑木林に入ってマキをとる人がいなくなるなど、地域の住民の里山へのかかわりが薄れていった。それに伴ってごみの不法投棄も発生するなどして、里山は急速に荒れるようになったが、里山のもつ価値があらためて認識されており、日本の各地で里山を復活させる動きが活発になっている。