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「カブトムシ・クワガタ」 Q&A解説

読み:
かぶとむし・くわがた
英名:
Beetle and Stag Beetle
  • Q: 飼えなくなったカブトムシ・クワガタはどうすればよいの?
    外国産のカブトムシ・クワガタを購入したが、飼えなくなった場合はどうすればよいのだろうか?

    A: カブトムシ・クワガタなどの昆虫を飼う人は、どんな場合でも最後まで責任をもって飼育しなくてはならない。これは、イヌやネコなどほかのペットを飼う時とまったく同じ。しかし、ペットとして輸入された外国産のカブトムシ・クワガタが野外に放たれ、在来種の餌や住みかを奪ったり、病気を媒介したり、遺伝子に影響を与えたりすることが心配されている。外国産のカブトムシ・クワガタは1999年に輸入が解禁されて以来、日本国内で多く流通するようになった。2004年に輸入されたカブトムシ・クワガタの総数は年間で100万頭を超える。今のところ外来生物法特定外来生物に指定されておらず、クワガタ(全種)とハナムグリの一種が要注意外来生物に指定されているだけだ。しかし、昆虫などの生き物を飼育する場合は、法律ではなくマナーやモラルの問題として、生を全うするまで責任をもって飼うことが大切だ。

  • Q: 日本と外国のカブトムシ・クワガタの違いは?
    日本産と外国産のカブトムシ・クワガタには、どのような違いがあるのだろうか。

    A: 日本産と外国産のカブトムシとクワガタムシ(クワガタ)の最大の違いは、体の大きさや角の形状、色彩などだ。国内のカブトムシにはコカブトなど数種類の仲間がいるが、人間によってもち込まれたものもいる。また、クワガタにはミヤマクワガタやノコギリクワガタなど約30種類がいる。一方、海外には熱帯地方を中心にカブトムシが約1300種類(大型のものは約60種類)、クワガタは約1200種類もいる。たとえば、タイに住むゴホンヅノカブトムシは頭に加えて胸のまわりからも全部で5本もの角が生えている。また、ヘラクレスオオカブトムシは体長が17cm近くにもなる世界最大のカブトムシだ。クワガタも外国産のものには体やあごの大きな種類が多い。さらに、ニジイロクワガタやオウゴンオニクワガタのように、美しい体色をしたものの人気が高い。しかし、ペットとして輸入された外国産のカブトムシ・クワガタが国内で野外に放たれて在来種を圧迫するなど、さまざまな問題を引き起こすのではないかと心配されている。

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