A: 樹木医になるには、(財)日本緑化センターが行っている樹木医資格審査に合格して、登録を受ける必要がある。樹木の診断、治療などに関する業務経験が7年以上の人が対象だ(「樹木医補」は認定後の業務経歴が1年以上の人)。審査は大きく分けて2段階あり、1次審査で樹木医に必要な知識や技能を筆記試験と業績審査で審査し、研修受講者(120名)を選抜する。選択式の問題は、主に樹木医研修科目から出題される。また、業績審査は、応募時に提出された樹木医研修申込書と職務経歴証明書により行われる。続く2次審査では、2週間程度の講義と実習を実施し、履修科目ごとに筆記試験を行う。その後、最後に面接と資格審査を経て、合格者が決まる。参考まで、同センターによる2008年度の樹木医研修受講者募集期間は、5月7日〜6月11日までとなっている。
A: 樹木医は、樹木の診断や、樹勢の衰えた樹木の治療、樹木保護に関する保護管理、後継樹の保護育成、知識の普及、指導などを行う専門家だ。樹木医になるには、(財)日本緑化センターが1991年度から行っている樹木医資格審査に合格して、登録されることが必要だ。もとは農林水産大臣による認定制度だったが、規制緩和によって民間技能審査事業認定制度自体がなくなり、今は同センターによる事業として行われている。とはいえ、「樹木医」の名称は商標登録されているため、同センターによる資格審査合格者以外の人が、樹木医を自称したり、宣伝に使ったりすることは許されない。