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「南極」 Q&A解説

読み:
なんきょく
英名:
Antarctica
  • Q: 南極にいる貴重な動植物は?
    南極ではどのような動植物が保護の対象になっているのだろうか?

    A: 南緯90度に位置する南極はそのほとんどが手つかずの状態で、過酷な自然環境の下、多くの珍しい生物が暮らしている。保護の対象となっているのは、鳥類ではワタリアホウドリやコウテイペンギン、アデリーペンギン、キョクアジサシなどだ。また、哺乳類ではシロナガスクジラやミンククジラ、ナンキョクオットセイなどだ。一方、アザラシについては1978年に発効した「南極のあざらしの保存に関する条約(アザラシ保存条約)」で、19世紀以降アザラシ猟のために絶滅の危機に瀕したミナミゾウアザラシやナンキョクオットセイなど6種類の保護が盛り込まれている。

  • Q: 新しい南極観測船の特長は?
    新しい南極観測船はエコシップだそうだが、どんな性能をもっているのだろうか?

    A: 日本の南極観測船としては、初代の「宗谷」、二代目の「ふじ」、そして三代目の「しらせ」が有名だ。しかし、就役後25年を過ぎた「しらせ」は老朽化が進んだため、2005年度に新南極観測船の建造が開始された。2009年に就役した四代目となる新「しらせ」は、全長138m、幅28m、基準排水量1万2650トンで、厚さ1.5mの氷を砕きながら進むことができる。この新型「しらせ」は世界トップクラスの砕氷性能をもつのと同時に、環境に配慮したエコシップでもある点が大きな特長だ。同船は燃費低減と省力化を図るとともに、海洋・大気汚染省エネ対策などに最大限配慮された設計となっている。なお、引退した三代目「しらせ」は民間の気象観測会社が買い取り、現在千葉県の船橋港にある。気象や環境の観測拠点として整備されていく予定で、一般見学も受け付けている。

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