サイト内
ウェブ

「里山資本主義」 Q&A解説

読み:
さとやましほんしゅぎ
英名:
Satoyama Capitalism
  • Q: 里山生活ってどんなもの?
    里山での生活を選択する人が増えつつある。里山での暮らしや労働はどのようなものだろうか。

    A: 里地里山とは、人が住む集落とそれをとりまく二次林、そしてそれらと混在する農地やため池、草原などで構成される地域のことを指す。里山資本主義は、里山の価値を最大限に生かして、そこでの生活を資本主義のサブシステムとして位置づけることを提案している。里山生活の大きな特長は、地域の資源を生かした地産地消を旨として、自然の恵みを糧とした自給自足の生活を基本としている点だ。自分で生産したものを売ったり、地域の人と交換したりすることで、お金に頼り過ぎない里山での暮らしを満喫することができる。

  • Q: 里山資本主義の好例は?
    「里山資本主義」が話題を呼んでいる。地域での実践例があれば教えてほしい。

    A: 東京都の檜原村で行われている「檜原プロジェクト」は、ゴマの栽培などを通じて地域再生やグリーン・ツーリズムを進めようとする取り組みだ。斜面の休耕地を畑として再生し、都市生活者を呼んで大豆やゴマの栽培を行っている。また、山梨県都留市のNPO法人都留環境フォーラムは、有機農業などを行いながら、自然と共生する持続可能な生活の実現を目指して活動している。一方、岡山県真庭市における木質バイオマス発電事業のように、里山の資源を掘り起こしてビジネスにつなげようという試みが注目されている。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。