A: スーパークールビズは、環境省が従来から行っていたクールビズを強化した取り組みとして2011年から企業などに呼びかけている地球温暖化対策だ。東日本大震災により東北や関東地方の発電施設が大きな被害を受け、一層の節電が必要となったことをきっかけとして始まった。従来のクールビズでは、「室温を28℃に」や「上着を脱いで涼しく」などの取り組みを勧めていた。スーパークールビズではこれらに加えて、仕事をする時間をずらしたり、かりゆしやポロシャツを着たり、ブラインドで強い日射しを防いだりすることを呼びかけている。職場に行かずに自宅で働く在宅勤務も効果的だ。
A: 環境省の呼びかけを受けて、各地の企業などがさまざまな方法でスーパークールビズに取り組んでいる。工場や倉庫などの冷房温度を上げることには限界があるが、オフィスでは改善の余地がまだあるようだ。節電に関しては、多くの企業が従来のクールビズでも行われていたエアコンの温度調節に加えて、オフィスの照明を落としたりコピー機などの省エネ機能を活用したりしている。会社ぐるみで緑のカーテンを育てているところもある。また、軽装での勤務をさらに浸透させるため、ノーネクタイはもちろん、ポロシャツなどでの勤務を呼びかけている企業も多い。