- 読み:
- どいつのかんきょうせいさく
- 英名:
- German Environmental Policy
環境先進国といわれるドイツでは、大気汚染への危機感や、原子力発電所への反対運動、自然保護運動などをきっかけに環境問題への意識が高まった。また、環境NGO/NPOとともにその急先鋒に立った緑の党の躍進などもあり、国として環境政策に力を入れてきた。1994年、ドイツ政府は「次世代のために自然を守る責任がある」ことをドイツ基本法(日本の憲法に相当)に加えて保証した。これが、ドイツが環境先進国といわれるようになった自然・景観保護、温暖化防止、水質保全、騒音防止などの法律の制定のよりどころとなっている。また、ラインラントファルツ州をはじめとする州政府や地方自治体などによる環境への取り組みも盛んである。