A: 商品やサービス市場で環境配慮型の商品などが普及、浸透していく「市場のグリーン化」をいっそう進める取り組みが「グリーン・マーケット＋（プラス）」だ。環境省が設置した研究会は、市場のグリーン化に関する施策のうち、消費者の行動を促すものとして、「見える化」やグリーン購入・グリーン契約、環境ラベル、家電エコポイント、エコ・アクション・ポイントなどをあげている。また、供給する事業者側の行動を促す施策として、エコアクション21や環境報告・環境会計ガイドライン、日本版環境金融行動原則などをあげている。さらに、供給側の行動を促す施策として、カーボンオフセットやエコ・ファースト制度などをあげている。
A: Think Globally,Act Locally″と言われるように、地球規模の環境問題を解決するためには、消費者による日常生活における地道な取り組みが欠かせない。市場のグリーン化を進める「グリーン・マーケット＋（プラス）」についてもそれは同じだ。しかし、環境省のアンケートによると、日常生活で身近な環境活動を実践している人は多いが、商品を購入するときに環境のことを考える人はまだ少ない。幸い、今は環境にやさしい商品やサービスを「見える化」する環境ラベルなどの仕組みが整い始めている。環境に配慮している企業やその商品、サービスなどに対する評価をきちんと見極めて、選んで購入したり、利用したりするようにこころがけることが大切だ。
