東京都が制定している最大の環境・公害関連条例。正式名称は「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」で、2000年12月に、旧東京都公害防止条例を全面的に改正して公布され、2001年4月1日から段階的に施行された。7章・165条(2006年7月現在)からなり、施行規則や関連の要綱などがある。都民の安全な生活環境の確保を図ることなどを主な目的として、旧条例で規定されていた工場公害関連の規制に加えて、化学物質の適正管理、建築物の環境負荷低減、自動車公害対策などに関する規制強化や取り組みの充実が図られた。2005年には地球温暖化とヒートアイランド現象の進行に対応するための改正が、2006年3月にはアスベスト関連規制を強化するための改正が行われている。
公害防止条例を環境確保条例に改正する時、東京都は市民の意見をどの程度反映したのか。
東京都は、環境確保条例に基づいて「アスベスト飛散防止対策マニュアル」を策定しているが、どのような内容だろうか。