- 読み:
- はいしゅつりょうとりひき
- 英名:
- Emission Trading
地球温暖化の原因であるCO2の排出を減らすため、CO2の排出超過分や不足分を国や企業が市場で取引する仕組み。2005年に発効した京都議定書では、1990年当時の温室効果ガスの排出量を基準にして、日本やEUなどの排出上限量が数値目標として決められた。排出量取引では、この数値を基準にして、国同士がCO2の排出超過分と不足分を市場で取引できる。日本では、2008年に排出量取引制度の試行運用が始まった。エネルギーに由来するCO2を対象として、企業が自主的に削減目標を設定し、排出枠やクレジットを口座上で取引する。