A: エコタイヤは、安全性に配慮しつつ、転がり抵抗を低くした画期的なタイヤだ。転がり抵抗は自動車が走る時にタイヤが受ける抵抗で、タイヤの空気圧と密接な関係がある。空気圧が不足するとタイヤが変形して転がり抵抗が増し、燃費が悪くなる。転がり抵抗の低いエコタイヤを使用することにより、同じ燃料で長い距離を走れるようになり、使用するガソリンや軽油の量を減らすことができる。また、二酸化炭素(CO2)の発生量も少なくすることができる。エコタイヤの性能を確保するため、日本自動車タイヤ協会が行う表示制度もある。
A: 国土交通省は2014年3月、エコタイヤの導入に対する補助事業を開始した。2013年度補正予算における「トラック輸送の省エネ対策の推進(燃料費高騰対策)」の一環だ。全日本トラック協会を窓口として、保有車両5両以上30両以下の一般貨物自動車運送事業者などによる、エコタイヤの導入に対して補助を行う。ブリヂストンや住友ゴム工業など5社が販売する12商品が補助対象となる。