A: エネルギーマネジメントシステム(EMS)にはさまざまな種類がある。住宅向けのHEMS、オフィスビル向けのBEMS、工場向けのFEMSなどが代表的なものだ。また、マンション向けのMEMS、店舗など向けのREMS(SEMS)、地域全体が対象のCEMS、エネルギー利用と地域互換の最適化を実現するAEMS、データセンタ向けのDEMSもある。
A: :エネルギーマネジメントシステム(EMS)に取り組むことで、さまざまな事業主体が省エネや節電の面で高い効果をあげている。とくに国際規格であるISO50001を導入した企業でその好例が見られる。ある大手空調・給排水設備業者は、環境管理・品質管理・エネルギー管理を一体的に行う統合マネジメントシステムを導入し、空調の消費電力を前年度比で約14%削減した。また、あるビル管理業者ではBEMSを導入するなどの対策を取った結果、電力消費量を前年度比で1割以上削減する見通しだ。